こんばんは。べる(@belltea910)です。
小さいころポケモンの映画を見たいと毎年騒いでいましたが、母にことごとく却下されていました。
どうせテレビで放送されるんだから、と。
この記憶から「映画館で映画を見ることは無駄である。」という刷り込みがあった僕。
こんな調子で、人生で映画館というものにとんと縁が無く、初めて映画館へ行ったのは20歳。
低評価で騒がれた、実写版進撃の巨人でした。
その後、「LA・LA・LAND」、「ミスペレグリンと奇妙な子どもたち」、「ファンタスティックビースト」、「君の名は。」、「映画ソードアートオンライン」、「打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか?」等、3月に1本くらいのペースで映画館へ行くようになりました。
今回、「奥田民生になりたいボーイと出会う男全て狂わせるガール」を見てきたので、最速レビューとして感想を書いていきたいと思います。
ネタバレを含むので、ご注意ください。
1.めっちゃ端的なストーリー紹介
奥田民生に憧れる主人公、コーロキが出版社を異動し、新たな職場で歓迎会が開かれているシーンから映画は始まります。
初めて行った女性誌のクライアント先で、美人プレスのあかりと出会う。
一度は編集でトラブルになるも、お酒の席であっさりと付き合うことに。
しばらくはコーロキとあかりのイチャラブシーンとすれ違いシーンが交互に見られ、コーロキの振り回されっぷりが伺えます。
物語が進むにつれてあかりに他の男の影が見え始め、小悪魔っぷり?がありありと描かれます。
終盤では、まさかの編集部の上司、編集部長と穴兄弟だったことが判明、修羅場に。
「私の彼氏はあなただけだよ?」「あなたしか頼れない」「結婚する」等、それぞれに言っていた甘い言葉は全て、あかりの一言で打ち砕かれます。
3人ともお別れを告げられ、あかりは姿をくらまします。
そしてラストシーン。
数年後の時間軸で、編集者として大きく成長したコーロキの姿が。
どうやらその業界では名の知れた存在のようです。
あかりは、「みんなが喜ぶようなことをしていた」だけ。
コーロキはこの言葉を思い出しながら、あかりから他人を喜ばせるような行動をすることの意味を学んだように思っています。
立ち食い蕎麦屋で自分の過去の残像を目の前に「俺、民生のような男になれたのかなぁ・・・」と悩むコーロキ。
その後タクシーに乗り込む瞬間、新たに外国人の男を連れたあかりを見かけます。
接触はせず、乗り込むコーロキ。
振り返り、意味深な笑みを見せるあかりの表情で映画は幕を閉じます。
2.感想
原作も知らず見る前はハッピーエンドな純愛系な映画と思っていました。
主人公とヒロインが結ばれるまでにいろいろな男とあれこれあったけど、最後は結ばれて幸せだよ、的な。
開始早々主人公とヒロインが付き合うことになり、あれ?え?と思ったのが正直なところです。
コーロキの非モテっぷりも楽しく見れました。
が。
そこからがとにかくひどい。
ヤりすぎ。
至る所でベッドシーンがあります。
そのベッドシーンはまだ見れるものの、濃厚なディープキスや擬音がとにかく汚い。
それが何回か繰り返されるのできつかったです。
しかもコーロキとだけではなく、上司、編集長との前戯のかけらのようなシーンもバッチリ映画にありました。
汚い
中年のひげを生やしたおっさんの快楽に浸る表情、フ〇ラを想起させるシーンを見せられるのはきつかったですね。
誰と見に行くか、というところは考えた方が良いかと。笑
と思うと、最後の修羅場シーンでは顔を切りつけられて流血するシーンも。
2種類の違ったグロテスクさを楽しめる作品です。笑
とはいえ、最後の結末は好きでした。
女性関係で手痛い失敗を得たコーロキがどのように成長し、どのように苦悩したのか。
楽しく見れました。5分程度ですが。
総評としては見に行くな。辞めとけ。といったところでしょうか。
3.どうすればよかったのか
まず濡れ場を減らし、擬音もマイルドにし、おっさんのイキ顔なんかも削ればいい映画だったように思います。
映倫区分を調べたところ、G(全年齢視聴可)でした。
個人的にはR15くらいあっても良いのではと。
そこまで多くの映画を見てきたわけではないので、断言はできませんが。
あかりに振られた後のコーロキの葛藤シーンが多いとより人間性の見える作品になったのではないかと思います。
ですが、このままでもある意味非常に人間臭さが感じられます。
好きな人は好きかと思います。
僕はこれを見た後、「君の膵臓を食べたい」でお口直しをしました。笑
というわけで、今回は奥田ボーイと狂わせガールの感想記事でした!